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標本数10本 |
ルビスクを散布 |
散布なし |
重量(g) |
47.0g
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11.2g |
茎の直径(mm) |
11.8mm |
7.5mm |
全長(mm) |
714mm |
476mm |
葉緑素(SPAD) |
60 |
55.8 |
硝酸(ppm)
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1260ppm |
820ppm |
Brix(%) |
4.7% |
5.3% |
硫化アリル(mmol/L) |
64mmol/L |
106mmol/L |
播種日 |
2006/9/3 |
2006/8/23
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・品種:スリーム 畝幅60cm、1条植え、株間10cm、1株8粒まき
・1週間に1回500倍で散布。散布の総計9回。最終散布日11月23日
・重量は値が付いたままの重さ。茎径は根の部分から1cm上の直系。全長は根を除いた長さ。
・葉緑素は、ミノルタ社葉緑素計のSPAD値。葉の表裏2回の光通過。
・硝酸・Brix・硫化アリルは、10本まとめて砕き、ろ過後のろ過液の値。 |
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以下は、長野さんへインタビューしたものです。
長野さんの談:「ネギの生産を年間通して大阪の会社より委託栽培されているグルー プ(宮崎+熊本)の一農家です。平成18年9月3日に直播きで播種し、11月23日まで1週間おきに9回ルビスクを500倍で散布しました。永年ネギ栽培 を行って来ましたが、一生懸命やってもなかなか結果が出ませんでした。今年は、友人からルビスクを勧められ使用しました。その結果、グループ内の他の農家 より10日遅れて播種しましたが、収穫は他の農家より早くでき、収量も多く、ルビスクの効果にびっくりしています。ルビスクを紹介してくれた友人、ルビス クに大変感謝しております。夏場の栽培はひじょうに難しく、大変苦労して来ましたが、今後の栽培に自信が持てるようになりました。これからもルビスクを使 用し、高収量、高品質ネギの栽培を頑張ってやっていきたいと思っています。」
弊社の古川が、「葉面散布を9回もやるのは大変でしょう」と長野さんに問いかけたところ、長野さんは「農業は手間暇かけてやるものだよ。 これまでは、心を込めてやっても、それに応えてくれない資材も多かったけど、ルビスクはちゃんと結果を返してくれる。」とお応えになられたそうです。
上図には記載しておりませんが、ルビスクを何度も繰り返して使用した結果、土壌の肥料が欠如し、肥料切れの症状を示しかけ(色が抜けて薄くなる)たそうです。この時は、河野さんが窒素饑餓の状況を見抜かれ、追肥を的確に指導され、事なきの成果となりました。
2006年のネギの播種の際、長野さんが、播種機の設定を間違われて、密に播種されてしまいました。種会社の技術者が、長野さんの、この作付の生育途中の ネギを観られて、「あまりにも厚く(密植)播きすぎているので、商品にするには、間引いてください」と指導がありました。
しかし、ご高齢のため、間引き処理をされず、そのままの状態で放置されていたそうです。その結果、ネギが倒れてしまい商品になりませんでした。
しかし、同じ密植状態のネギにルビスクを散布した箇所では、ネギが起立し、商品として出荷できました。同じような、葉の起きあがりは、大根葉で試験して頂けると速やかに観察して頂けます。
ルビスクの使用は、旺盛に肥料を吸い込みます。肥料切れ症状にご注意ください。

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